『 Do celebrate me, Jesus! 』
【Text/Yukio Ohya】


コバヤシ「前回の続きです」

……今回のって文章なかったらわかんねえよ

コバヤシ「そうですか?」

……つうか、なんで結婚式なのよ?

コバヤシ「いや、感動したから」

……や、だから、これ、ビジュアルだけだと見てるひとわかんない……

コバヤシ「なんでも」

……なんでも言うな。

コバヤシ「私が感動すればそれでいいんです」

……や、少しはこう、コミュニケーションを……

コバヤシ「私が思いついたことを作ればいいんですよね? このコーナー」

……それはそうなんですけれども。じゃ、どういうテーマなのさ?

コバヤシ「あたしも結婚したいって思ったっつーことです」

……村松さん、どうなんですか?

村松「……俺を祝え、と」

……お前もか! つまりこれは年の始めのクソ忙しい時に会社のスタッフを使ってさらには金髪でまっしろいスーツ着てしかも会社のスタッフ総出で結婚式を挙げたどこかの会社の社長の写 真なわけですね ……という説明的なセリフを言え、と。

村松「だって、コバヤシが最初にそういう風に作ってきたんだもん」

……なんかさ、結婚式の写真って知らなかったら、舞踏会とかに見えるじゃん。

村松「俺もそう思ったよ。だからさ、わざわざ長い文章つけたんだよ。わかりやすくするために。で、別に自分のことって限らないでやったつもりではあるんだけど」

……なんで文章に?

村松「最初、ビジュアルだけ挙がってきたときに、前回と一緒じゃんって。これにコピーだけつけてもさ……例えばサラブレイトミー・ジーザス! とか。それじゃつまんねえなあと思って。基本的には今、脚本書いてるから文章モードっていうのもあって、アッといういう間に書けた」

……でも結果的になんか深いテーマになっているよね。

村松「そうそう。なんていうか、神様とか偶像って存在ってこういうことなのかなって」

……結局は、信仰というものは、自分との対話であるということか!

村松
「結局、神様ってのは死んでしまったわけでさ!」

……今ある神様というのは、もの言わぬというかなんというか!

村松「2000年の間に、ずいぶんと変わってしまったわけだ!」

……「つまり、本当の神は自己のうちなるものにあって!」

村松「そうだ! ジーザスはインスパイアとしての存在なんだ!」




コバヤシ「ああ、いいお話ですねえ(しみじみ)」




……お前が言うな。


小林恵美(コバヤシエミ)
デザイナー。nakedのなんだか凄そうなもの担当。日本テレビ系ドラマ『ラビリンス』や『バーチャルガール』などのビジュアルワークを担当。現在はJ-PHONEのイベントブースのディレクションを手がけている。
作品の感想は emi@naked.co.jp へ。
バッター村松(バッタームラマツ)
アートディレクター、ネイキッドの代表。全てのジャンルのディレクションに関わる。「今週の表現」コーナーでは、デザイナー小林恵美が投げた無謀なネタを、いかに素敵に打ち返すか、という役どころ。村松と小林の二人で、『270A ENERGY』という正体不明のディレクションユニットがいつの間にか結成されている。

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